PowerBook5XXシリーズ開腹手順
準備:T8(Torx8番)ドライバー,器用な手,万が一の時の出費の覚悟
- メモリーの増設(Memory Upgrade)…5XXシリーズ開腹作業の中では簡単な方です。内蔵されているメモリーボードを取り外して容量の大きなものに交換する事になります。増設後のRAM容量はオンボードの4MBと増設したボードの合計になります。
・8MB増設→12MB
・16MB増設→20MB
・24MB増設→28MB
・32MB増設→36MB
- ハードディスクの交換(HDD Upgrade)…メモリーの増設と手順はあまり変わりません。旧ハードディスクは外付け用ケースに入れて再利用すると良いでしょう。新しいハードディスクは,先にフォーマット及び,システムの簡易インストールをしておいた方が良いでしょう。
PB5XXシリーズに内蔵できるのは2.5inch、SCSIドライブです。また、純正フォーマッタではフォーマットできないので、HardDiskTolkit2.0(FWB製)などの汎用フォーマッタを用意しておく必要があります。
- キーボードの交換(Keyboard Exchange)…英語キーボードへの交換を計画している方もいると思います。この作業は,フロッピーディスクドライブを取り外したほうが作業しやすいこともあり,若干難易度が上がります。
パーツとして販売されている英語キーボードにはUS仕様とUK仕様があります。また、PB550用の(黒色)英語キーボードはありません。色がツートンになることが嫌ならPB5300シリーズ用のキートップを付け替える手があります。
- モデムの増設(Modem Installation)…これは難しい!ほとんど全部を解体する作業になります。自信の無い方は手を出さない方が良いでしょう。
PB5XXシリーズ用内蔵モデムとしては、
・Express Modem II (Apple)
・PowerPortMercury500 (Global Village)がありますが、いずれも14,400bpsのモデム(PowerPortMercury500は19,200bps対応ですが、実質的には14,400bps)ですので、作業の難しさを考えるとあまりお勧めできません。28,800bpsが必要ならばPCMCIAモジュールとカードモデムもしくは外付けという選択になります。
- CPUアップグレード(CPU Upgrade)…CPUドーターボードを交換するアップグレードの手順です。メモリー増設に1手順加わるだけですから比較的簡単な作業です。
考えられるアップグレードとしては以下のものがあります。
・NUpowerPPCアップグレード…NewerTechnologies,Inc.製のPPC603eへのアップグレードです。クロックが117MHzと167MHzの2タイプと,それぞれにオンボードメモリが0MB,4MB,8MBのものがあります。
・アップル純正PPCアップグレード…このボードが手に入るかどうかは疑問ですが,アップル社製PPC603e(100MHz)へのアップグレードです。
・PB520シリーズにPB540シリーズのドーターボードを載せる…これもボードが手に入るかどうかは疑問ですが,33MHzにクロックアップできます。
・PB520シリーズ,PB540シリーズにPB550cのドーターボードを載せる…ボードの入手は疑問ですが,これでフルスペックの68040(33MHz)になります。
※ただし,このCPUアップグレードでは,ボードの装着と共にシステムソフトウェアのアップデートが必要になります。特にPPCアップグレード後は,7.5.2以上のシステムがインストールされていないと起動できません。
したがって,カスタムインストールで「すべての機種用のシステム」をインストールしてから,ボード装着の作業に入ることをお勧めします。
- バックアップ電池の交換…5XXシリーズのバックアップ電池は,トラックパッドの裏側にあります。手順は,モデム増設を参考にして下さい。かなり手順が多く,大変です。
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